旅のおすそわけ
先日、40歳になりました。
終わり。
…もう少し続けます!
私の憩いの場であるバーのマスターから、スコットランドのおみやげを頂いた。
そのお店は、マスターのシングルモルト、スコッチ、特にタリスカーへの愛が溢れていて、初めて訪れた時はボトルの数に圧倒されつつも、美味しいお酒と楽しい会話と素敵な音楽が本当に心にグッときてしまい、あっという間に通うようになってしまった。
そんなマスターが、タリスカー蒸溜所のあるスコットランド・スカイ島へ旅をしてきたときいて。
いそいそとお店に伺ったら、スカイ島に思いを馳せてタリスカーを味わうお客様で大賑わい。
そうそう。予算と時間があれば行けるような旅行じゃなくて、想いの詰まった、目的の地を目指す冒険のような旅なんてなかなか行けるものじゃない。
みんな、冒険譚をききたいんだ。
写真のスライドに熱心に見入る。タリスカーの塩味がより感じられる気がする。頭で理解していたつもりだけど、ようやく自分にも味わえたような、落とし込めたような感覚。この塩味が沖縄の風土とも結構マッチする、という言葉がようやく自分にも飲み込めた。
そうした旅のおすそわけを頂くと、その旅に少し連れて行ってもらえたような気分になる。
この胸躍る感じが心地よくて、連鎖するように色々なことを思い出した。
私も、お店を始めたとき、こんな気分だったなあ。
旅のおすそわけを差し上げたり、頂いたり。
そんな気持ちの交換をしたくてカウンターに立っていた。
それを思い出したら、愚痴や弱音を吐いてるのがもったいなくて、走り出したくなってしまった。
そして、今走っている。
私はとても欲張りなので、欲しいものは全部欲しい。
娘の成長を一番近くで見ていたいし、お店でお客様が美味しそうにビールを飲む姿も見たい。夫とのんびりする時間もほしい。
私の生活も楽しいものにしたいし、スタッフの生活も豊かで実りあるものであったらいいなと願う。
とても小さなお店で、休んでいた4年のブランクの大きさを日々痛感するけど、今スタッフと一緒に少しずつ新しいものを築いている喜びのほうが大きい。
もっと睡眠時間が欲しかったりもするし、読書やゲームや映画館に行く時間も欲しい。
そういうのも少しずつ作っていこうと思う。
私は人の4分の1くらいのスピードでしか物事を進められないけど、自分の軸と方向性が見えた今、焦りもなくなった。
このブログを始めた時は本当に記憶も実感もなく、自分の性格も思い出せなかった。
人の目を見ずにブツブツとつぶやくようなスタイルの文章を書いては気味悪がらせてしまったかもしれない。
距離感もよくわからないまま、ツイッターなどで接してくださった方々に気持ち悪い思いをさせたかもしれない。
鶴りんこは割りと本名めいているので、ここいらで一度休憩します。
次からはヘビ☆さそりとしてゆるく、くだらないブログを書いていきたいと思います!
10名ほどの、このブログを読んでくださっていた方々、本当にありがとうございます!
オシャレ感より清潔感!をテーマとして。でもオシャレもしたい。
距離感と疾走感を大切に。
そして痩せたい。